「小学生でも40分でSNSみたいなアプリが作れるようになる教室」が7月13日・20日、山梨県立地域づくり交流センター(甲府市丸の内2)で開催される。
「小学生でも40分でSNSみたいなアプリが作れるようになる教室」
講師を務めるアプリデザイナーの古庄広典さんは長野安曇野出で、10年前に山梨県内の専門学校に通い、妻と出会いそのまま移住。卒業後は介護福祉士として勤務。当時バイトしていた居酒屋のホームページを独学で作った。グーグルマップなどを使い集客を試みたところ新規客の獲得につながったことなどきっかけに、「自分でやってみよう」と2020年、ウェブ制作会社を立ち上げた。
ケアマネジャーをしながらウェブサイトの制作やマーケティングの仕事をしていた古庄さん。ケアマネジャーの仕事は文章を書く時間が多く、残業も多かった。解決するために何か作ってみようと思い、業務の中で残しておかなければならない多くの書類を、ノーコードを使って約3タップ、3分ほどで書き出すウェブアプリを開発し、リリースした。アプリは1カ月で200ユーザーを獲得し、実績を元に案件も受注するようになったことから、「人に教えてみよう」と思い立ったという。
セミナーは6月4日に初開催。オンライン、オフラインで定期的に開いており、これまでに10歳~63歳が受講した。
小学生4年生は31回受講し、友達と遊ぶ約束をする掲示板のようなアプリ「遊びたい人、この指止まれ」を制作した。
古庄さんは「4年間結果が出なかった。当時は理由が分からなかったが今なら分かる。ノーコードだけはやり切った。どんなに小さなことでもやり切ってほしい。何か一つやり切ると何かが変わる。何かをつかんでほしい。人生が変わったから伝えていきたい」と話す。
開催時間は14時~。対象は小学校3年生以上。無料。