山梨県立図書館(甲府市北口2)で1月13日、「山梨の包装紙展」が開催された。主催はSNSアカウント「山梨の記憶」。
県立図書館で「山梨の包装紙展」 SNSアカウント運営者が収集資料公開
「山梨の記憶」は、ネット上や街を探索し、山梨の歴史や文化にまつわる情報を発掘・共有、店の商品パッケージやノベルティー、チラシなどを幅広く収集・保存する活動に取り組んでいる。
3年ほど前に活動を始め、主にSNSを情報公開の場としてきたが、所有している資料の実物を地域の人に見てもらいたいという気持ちが強くなり、個人的に思い入れのある包装紙に特化した展示会を開くことにしたという。
同展では親族宅で発見した古い包装紙を中心に、実際に足を運んで収集した新しい包装紙も含む33点を展示。来場者数は100人を超えた。
来場者の中には、家族が経営する店の包装紙の展示を見つけ感動し撮影する場面も見られた。
包装紙を収集するようになった理由について、同アカウントの運営者は「一番たくさん手に入ったのが包装紙だった。(包装紙は)分かりやすく、街や店を象徴するもの。キャッチーで活気が出ると思った」と話す。「予想以上に来場者に喜んでもらったという実感がある。最初は不安だったが、開いて良かった。レジ袋・紙袋・ノベルティーなども集まってきているので、今後はこれらも展示できれ」と振り返る。