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山梨県立図書館で学生イニシアティブ事業成果発表会 地域貢献活動を共有

最優秀賞を受賞した山梨大学田中ゼミ8期生のプロジェクトチーム「FC」メンバー。

最優秀賞を受賞した山梨大学田中ゼミ8期生のプロジェクトチーム「FC」メンバー。

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 山梨県立図書館(甲府市北口2)で2月11日、「2024年度学生イニシアティブ事業成果発表会」が開催された。主催はNPO法人「大学コンソーシアムやまなし」。

令和6年度学生イニシアティブ事業成果発表会

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 地域社会活動支援事業委員会が運営を担当する同会は、山梨県内の大学生が地域社会への貢献活動や研究成果を共有する場で、一般観覧者も参加した。

 本年度は「自由研究部門」と「課題研究部門」があり、自由研究部門では「いきいき! 健康づくりプロジェクト」(山梨県立大学ほか)、「春日地区の魅力発見ポスターづくり」(山梨県立大学)、「小菅村で『子育てしながら働く未来』を共創する~地域×学生×親子で生み出す新たなコミュニティ~」(山梨大学)、「つるっ子プロジェクト実行委員会」(都留文科大学)、「難民支援サークル Good Samaritans」(山梨英和大学)、「山梨英和大学附属図書館学生協働サークルLIKE『らいくん文庫!』実行委員会」(山梨英和大学)の6つの学生プロジェクトが成果を発表した。課題研究部門では、「空き家リノベーションプロジェクト」(山梨大学ほか)が発表した。同プロジェクトは、昨年度に続き新たなメンバーを迎え、山梨県内の学生が中心となって空き家の再生を通じた地域活性化に取り組んでいる。

 審査員に、地域づくりやボランティア活動に関わる専門家(RENSAの岩田遥さん、アルプスの金丸滋さん、NPO法人「えがおつなげて」の曽根原久司さん、市川三郷町役場の中込章さん、萌木の村の舩木上次さん)を迎え、最優秀賞には、山梨大学の「小菅村で『子育てしながら働く未来』を共創する~地域×学生×親子で生み出す新たなコミュニティ~」が選ばれた。

 講評で金丸さんは「本当は賞をつけたくない。参加したことが優秀賞」などと話した。最優秀賞を受賞したプロジェクトメンバーの村松来海さんは「今後はSNSでの発信を続けながら、下の世代に引き継ぎをどうしていくかが課題。話し合い考えていきたい」と話した。

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