
アイメッセ山梨(甲府市大津町)で4月9日、「山梨ジュエリーフェア2025」が始まった。主催は協同組合山梨県ジュエリー協会。
宝石の街・甲府で国際宝飾展「山梨ジュエリーフェア」 130ブース出展
国内外のバイヤーなどを対象とした展示会で、宝飾品の集積産地で「宝石のまち甲府」を掲げる甲府市から技術力と魅力を発信する産業イベント。今回は、過去最多規模の130社近くがブースを出展する。ジュエリーを中心に加工実演、ワインとのコラボレーション、工場見学ツアーなど多角的な展示企画を行う。
会場では、山梨のジュエリー職人による研磨や貴金属工芸、水晶美術彫刻などの実演が行われ、バイヤーや関係者に対して産地の高度な加工技術を紹介するほか、山梨県産の印伝やネクタイ、甲州銘菓など地場産品の展示販売コーナーも設ける。
特別企画として地元ワイナリーの協力による「ジュエリーワインバー」を設け、山梨産ワインの試飲や料理を体験できるコーナーも用意。ワインに関連する宝飾品の展示も行い、ジュエリーと地域産業の融合を図る。
東京都内のジュエリーバイヤーは「仕事柄、多くの展示会に参加しているが、ここまで地域性が融合した企画は珍しい。ワインとジュエリーが自然に調和していて、山梨ならではの価値を再認識した」と話す。
期間中、最新分析機器を備える山梨県産業技術センターの見学ツアーや地元企業の工場見学ツアーも行い、ジュエリー製造工程の理解促進を図る。甲府駅と会場間を結ぶ無料シャトルバスや東京駅からの遠距離バスも運行し、来場者の利便性を高める。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。今月11日まで。