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県庁前で「アースデイ山梨」 水素カーの活用やダイバーシティーエリアも

「アースデイ山梨2024」の様子。

「アースデイ山梨2024」の様子。

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 山梨県庁噴水広場で4月19日、「アースデイ山梨2025」が開催される。

「アースデイ山梨2025」チラシ

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 アースデイは1970(昭和45)年に始まり、現在では世界175カ国、約5億人が参加する地球規模の環境イベントになっている。山梨県では2023年に「アースデイ甲府」として初開催され、昨年から「アースデイ山梨」として地域に根付いた活動を展開する。

 今回は、再生可能エネルギーの利用促進や環境問題への意識向上を目的とし、2025年の世界的テーマ「OUR POWER, OUR PLANET」に基づき、水素エネルギーの展示やステージ発表、エコロジーやサステナブルをキーワードとしたマルシェ、子ども向けの参加型プログラムなど多彩な企画を展開。会場では、山梨県が所有する水素自動車を活用し、電源を水素カーで賄うなど、クリーンエネルギーの実践的な活用も特徴となる。

 今年は障害福祉団体と連携した「ダイバーシティーゾーン」を新設し、パラスポーツや障害福祉関係団体の展示・販売、体験型プログラムを通じて、多様な視点から持続可能な社会について考える機会を提供する。マルシェエリアでは約20ブースが出店。食品の展示販売や子ども向けワークショップなどを通じて、地域資源を活用した学びの場を創出する。イベント終了後には、甲斐LABOの呼びかけによる会場周辺の清掃活動やプロギングも行い、地域の環境保全活動の推進にも力を入れる。

 キービジュアルは山梨県在住の障害者アーティスト、Kaito WACHIさんが、「誰
 もが生きやすい世界」をテーマに描き下ろしたイラストや過去作品をコラージュして制作した。WACHIさんは幼少期から正義のヒーローを描くことを通じて表現の幅を広げ、鮮やかな色彩と緻密な構成で独自の世界観を築いてきた。今回のビジュアルも、地域の多様性や共生のメッセージを込めたものになっている。

 イベントのナビゲーターは、甲州市出身で元宝塚歌劇団月組男役、やまなし大使の優ひかるさんが務める。優さんは「第51回信玄公祭り」で山本勘助役を演じるなど、地元での活動を続け、今回も全体進行を担当する。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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