
さまざまな分野で活躍する「やまなし大使」約40人が集う「やまなし大使の会」が4月26日、甲府のレストラン「パセリ本店」(甲府市後屋町)で開催された。主催は山梨専門ユーチューバーの「シンゲンくん」。
「やまなし大使の会」は、以前は行われていたがコロナ禍などで開催されなくなったという。「ないなら自分で作ればいい」との思いから企画を立ち上げ、声をかけ、山梨県内外で活躍する俳優、アナウンサー、アスリート、料理家など多彩な顔ぶれが一堂に会した。
やまなし大使は山梨県が任命するボランティア。県のイメージアップや地域活性化を目的に活動する。具体的には、富士山や南アルプス、八ヶ岳などの豊かな自然、フルーツやワイン、ジュエリーといった県産品など、山梨の多様な魅力をさまざまな機会や媒体を通じてアピールする役割を担う。やまなし大使には、山梨にゆかりのある著名人や文化人、経済人などが選ばれ、自身のテレビ・ラジオ出演、著作物、SNSなどを通じて情報発信を行うほか、山梨県の活性化に向けた提案も求められる。2025年1月末時点で1106人が任命されており、その活動は県内外に広がる。
当日は「シンゲンくん」のあいさつでスタート。参加者全員が1人1分程度の自己紹介をステージで行い、それぞれの活動や思いを共有した。閉会のあいさつは、「サンロード」(後屋町)専務の山下光浩さんが務めた。「やまなし大使」30人のほか企業関係者も招かれ、つながりや新たな交流のきっかけになったという。
シンゲンくんは「数々のイベントをやってきた中で、企画・会場も含めて120点、大成功だった。化学反応が起き、つながりができて、山梨大使の活動の視野が広がることで山梨県に還元されれば。2回目も3回目も規模を拡大して開催したい」と意気込む。
イベントの様子は後日、ユーチューブチャンネル「山梨に行こう!」で配信する予定。