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山梨県の水素キャラクター、愛称は「水素のスイチョ」に 今後は絵本制作も

4月10日に山梨県庁で行われた「山梨県クリエイティブプロデューサー委嘱式」の様子。(写真提供=山梨県)

4月10日に山梨県庁で行われた「山梨県クリエイティブプロデューサー委嘱式」の様子。(写真提供=山梨県)

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 山梨県クリエーティブプロデューサーで県内在住のデザイナー中野シロウさんが制作した「山梨県の水素キャラクター」の愛称が「水素のスイチョ」に決まった。山梨県は5月1日、発表した。

山梨県水素キャラクター「スイチョ」誕生

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 中野さんは神奈川県横浜市出身で、キャラクターデザインや商品プロデュースを多数手がけ、2020年に清里へ移住し、地域再生にも取り組んでいる。代表作には日清チキンラーメンの「ひよこちゃん」や日清シスコの「シスコーンファミリー」、福井県公式恐竜ブランドキャラクター「Juratic」などがある。

 「水素のスイチョ」は、山梨県が進める太陽光を水素に変える「やまなしモデルP2Gシステム」など、水素エネルギー分野の先進的な取り組みを発信するシンボルとして制作。キャラクターのキーカラーは「グリーン」で、やまなしの豊かな自然やグリーン水素をイメージし、服には水素分子や水滴をモチーフとした青緑色、顔や手には柔らかい黄緑色(ひわ色)を使う。年齢や性別は設定せず、幅広い世代に親しみやすいデザインにしたという。今後は、米倉山次世代エネルギーPR施設「きらっと」(甲府市下向山町)での活用や、ウェブサイト、リーフレット、大阪・関西万博会場でのキャラクターNFT配布など、さまざまな普及啓発活動に活用していく。

 中野さんは「山梨の魅力やグリーン水素による明るい未来を子どもから大人まで分かりやすく伝えるために生まれた。今後は絵本制作も検討している」とコメントし、愛称には子どもが「スイソ」と発音する際の響きを反映させたと説明した。山梨県は水素技術の普及とともに、キャラクターを通じて地域のブランド価値向上やにぎわい創出を目指す。

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