
海鮮食堂「おさかな食堂やまと」(甲府市里吉2)が10月23日にオープンした。経営はヤマトサカナ(千葉県鴨川市)。
同社は千葉県南房総で43年間、水産業を基盤に卸売り・小売り・飲食などを展開する。長年、地元漁港との関係を見据え、直接買い付けた魚を自社で加工・配送することで高鮮度を保つという。全国的に進む魚離れを背景に「おいしい魚を日常に取り入れてほしい」という思いから内陸の地・甲府に出店を決めたという。
同所はコンビニエンスストア跡の空き店舗を改装。店内はカウンター16席を含む全74席。メニューは丼16種類、定食8種類を中心に、焼き魚や煮魚、揚げ物、小鉢などをそろえる。看板メニューの「天然インドマグロづくし丼」(2,800円)は、赤身・中トロ・中落ち・大トロをのせる。その他、日替わりの「活貝盛り合わせ」(2,980円)や「ネギトロ鉄火巻き」(980円)なども提供する。
齋藤正人社長は「10年ぐらい前から海なし県でチャレンジしてみたいという思いがあった。昨年たまたま山梨に物件を見に来ることになり、環境とか、立地とか、雰囲気とか、来た瞬間にいいと思った。一緒に来たメンバーも同意してくれ、(出店を)決めた。今回、千葉から初めて山梨でチャレンジさせてもらう。とにかくこの地域の方たちに受け入れてもらえれば」と思いを込める。
営業時間は11時~21時30分。