山梨の演劇サークル「Life(ライフ)」が1月21日、YCC県民文化ホール(甲府市寿町)大ホールでミュージカル「MOMO」を上演する。
日常から離れて自分を表現できる場所、山梨演劇サークル「Life」
同サークルは、2017(平成29)年4月に同ホールで行われた中原和樹さん(もんもちプロジェクト)の演劇ワークショップで演劇の力に魅せられた田村和沙さんが中心となり、「大人も子どもも安心して自分を表現できる場をつくりたい」という熱い思いから発足した。
普段は違う場所で違う生活を送っているメンバーが集まり、継続的に活動していくことで居場所作りも担っているという。現在、親子6組を含む25人で活動している。本上演では初めてのミュージカル出演で親子初共演のメンバーもいる。
これまで、「親子で目指す第1回公演『ライオンキング』」(2018年8月)、「老若男女、力を合わせて楽しむ第2回公演『ネバーランド』」(2019年8月)、「愉快な仲間と心をひとつに新たなる挑戦第3回公演『アラジン』」(2022年8月)の3作品を上演。
2020年度には、山梨県文化賞奨励賞を受賞した。
田村さんは「当サークルは、『人とのつながり輪を大切に』をテーマに、活動している。 今回の『MOMO』は、人の心や世界に耳を傾けることができる不思議な少女モモが、時間泥棒から人々の時間を取り戻そうと立ち向かい、その先で『時間とは何なのか』に触れる話。ミヒャエル・エンデ原作の、大人も子どもも楽しめるすてきな物語の世界に、ライフらしい豊かな時の花を咲かせる。 メンバー一同、皆さんの来場を楽しみにしている」と話す。
上演は13時30分~と17時30分~の2回。入場無料(事前予約制)。