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「ふえふきマルシェ」で水素を使った音楽ライブ 学生出店ブースも 

2023年2月に甲府ソライチで行われた「MIZUNONE (ミズノネ)CO2 FREE LIVE 」でのMIZUNONE メンバーと「水素燃料電池スピーカー」(写真提供=MIZUNONE)

2023年2月に甲府ソライチで行われた「MIZUNONE (ミズノネ)CO2 FREE LIVE 」でのMIZUNONE メンバーと「水素燃料電池スピーカー」(写真提供=MIZUNONE)

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 笛吹みんなの広場(笛吹市石和町松本)で1月21日に行われる「ふえふきマルシェ」で、水素エネルギーを使った音楽ライブが開催される。

「地域活性化プロジェクト」内でMIZUNONEプロジェクト報告会

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 マルシェは、毎月第3日曜日に開催されており今回は「学園祭AGAIN!inふえふきマルシェ」と題し、水素音楽ライブのほか学生出店ブース10店舗が並ぶという。

 ライブを開くMIZUNONE(ミズノネ)実行委員会は、2022年6月、にサイエンスミュージシャンで「水素のお兄さん」のとびchanさんが山梨の魅力としての「水素」を同世代に知ってほしいという思いから学生団体「トップファン」の音楽が好きなメンバー4人と発足した。活動は主に水素エネルギーを利用した音楽ライブを学生主体で運営している。

 現在のメンバーは高校生から社会人まで計11人で、ブレイクダンス、アート、ギターのレコーディング、作曲、洋楽のアーティストなど、さまざまな得意分野を持った人で構成されている。

 当日は、水素燃料電池を利用し小型のスピーカーを動作させる「水素燃料電池スピーカー」が使われる。スピーカーは同団体が水素燃料電池産業技術人材養成講座にて制作したもの。山梨大学ジャズ研究会や弾き語りなど4組のアーティストが出演する予定。

 甲府市内には「燃料電池実験施設」(山梨大学内)や米倉山(こめくらやま)太陽光発電所(甲府市下向山町)に、水を電気分解して水素を作り出す「P2G(パワー・トゥー・ガス)システム」が建設されるなど水素の活用が盛んな街として知られる。

 とびchanさんは「『水素を甲府の文化に』をコンセプトに水素の話が当たり前のようにお茶の間で話されるような世界を目指したい。今までは自分たちの中で完結していたが、甲府市や関連企業、一般の人にMIZUNONEの活動を知ってもらい広げていきたい。水素の普及啓発以外にも多様なステークホルダーが集まる水素ハブとして機能する団体でありたい。夢は1万人規模の水素音楽ライブを山梨で開くこと」と話す。

 開催時間は9時~14時。

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