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余った紙の再利用でメモ帳作り 甲府・オリオン活版印刷室でワークショップ

(左)リコーの吉田さん、(中)オズプリンティングの佐野さん、(右)リコーの藤谷さん

(左)リコーの吉田さん、(中)オズプリンティングの佐野さん、(右)リコーの藤谷さん

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 余った紙を再利用するワークショップ「地球に優しいモノづくり」が2月22日、甲府のオリオン活版印刷室(甲府市丸の内1)で開催された。主催は、オズプリンティング(中央3)とリコー(東京都大田区)。

環境に配慮した素材で作ったメモ帳

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 リコーでSDGsを推進するチームが、オズプリンティングが運営するオリオン活版印刷室を使って、甲府中心商店街の中でまちづくり、にぎわい創出につながるイベントを共催したいと持ちかけたのがきっかけ。両社の思いが一致し、昨年イベントを初開催した。今回が2回目。昨年は、オズプリンティング製のオリジナルかるたを使ったワークショップを開いた。

 当日はデジタル印刷(POD=プリントオンデマンド)と活版印刷を活用し、環境に配慮した素材を使ってメモ帳を作るワークショップを行った。表紙の紙は、食べられなくなった米などを活用してできた「kome-kami(コメカミ)」を、メモ紙には印刷時に余った用紙を再利用したものを使った。コメカミは、加工・流通段階や家庭で出る食用に適さない米、備蓄用アルファ米で廃棄されてしまうものと、FSC認証パルプでアップサイクルした紙素材。

 参加者はSDGsに関心のある人のほか、飛び込みで来場した人もいたという。

 リコーの藤谷博充さんは「SDGsの活動はなかなか広がらない。啓発の活動広げていきたいという思いと、環境に優しいものを取り入れているオズプリンティングと一緒にコラボしたかったので声をかけた」と話す。

 オズプリンティングの佐野康宏統括部長は「今後も定期的に開催し、持続可能な活動にしていきたい。活版印刷の継承にもつながる」と話す。

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