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キッチンカーで「溶岩焼き芋」販売 笛吹の桃農家が農閑期に限定営業

キッチンカー「溶岩焼き芋」店主の塩野真さん

キッチンカー「溶岩焼き芋」店主の塩野真さん

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 キッチンカー「溶岩焼き芋」が営業を始めて、2月18日で、1カ月がたった。

「溶岩焼き芋」を販売するキッチンカー 

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 店主の塩野真さんは2019年に農業を始め、2020年にシオノファームを設立。笛吹市一宮町に畑を借りて桃を栽培する。2021年12月、桃農家を始めたばかりで収穫量も少なく、「生活のためにできることを」と考え、農作業の傍らでマルシェなどに出店するようになったのが同店の始まり。新規就農者には補助金もなく、当時の塩野さんにとっては厳しい現実だったという。

 「溶岩焼き芋」は、その日の天候によっても前後するが、富士山の溶岩を使って最低でも3時間ほどかけて焼き上げ、「芋本来の味を引き出すようにしている」という。

 商品は、北杜市産「紅はるか」「シルクスイート」「あけの金時」、茨城産「ふくむらさき」の定番4種類(以上400円)のほか、希少品種をその時々で用意する。アレンジ商品として、好きな芋にプラス250円で「バターキャラメリゼ」や「ミルクアイスキャラメリゼ」に変更できる。

 桃農家を始めた時に、自分で作った農作物を使った商品を販売をしたかったことや、人気のキャラメリゼの販売もしたかったこともあり、キッチンカーの製作に踏み切ったという。

 販売は主に、甲府北口、昭和町、石和温泉、北杜市のほか、マルシェなどのイベントに出店する。

 塩野さんは「『溶岩焼き芋』の販売は寒い時期のみと短期間で、農作業もしながらのため販売日も限られるが、見かけたら立ち寄ってほしい」と呼びかける。「育てている桃も気になったら気軽に問い合わせを」とも。

 営業期間は桃の出荷後~3月ごろまで。出店場所はインスタグラムで知らせる。

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