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「甲府まちなかプラットフォーム」社会実験で中心街活性化

「甲府まちなかエリアプラットフォーム」メンバーの皆さん。

「甲府まちなかエリアプラットフォーム」メンバーの皆さん。

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 「甲府まちなかエリアプラットフォーム」が10月1日~31日の1カ月間、甲府中心エリアで3つのプロジェクトを実施している。

甲府まちなかエリアプラットフォーム「甲府しろサイドテラス」

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 同プラットフォームは甲府市の中心エリア活性化を目指して設立された官民連携の組織で2023年6月に発足した。主体的に動く民間事業者、活動を支える支援者、行政、まちづくりや景観・交通等の知見を持った専門家など、さまざまな立場の人々で構成する。街なかの活性化と持続可能な発展を目指し、これまでに「『甲府まちなか未来ビジョン2024』の構想と実現」「公共空間を活用した社会実験の実施」「街なかの魅力向上と人々の集客を目的とした取り組み」などを行った。

 今回のプロジェクト1つ目は、舞鶴城公園南広場を「甲府城サイドテラス」として、ベンチやテーブル、日よけテントを設置。多くの人々が甲府城の眺望を楽しみながら休憩できるスペースを設けた。芝生の広場では、ピクニックシートも貸し出す。2つ目は、かつてやデパートファストフード店が並んでいたオリオン通りにベンチやテーブル、甲府の街の「みんなの好き」を集めた偏愛掲示板を設置し、「ファブデイズ・イン・オリオン通り」に。期間中、案内所や日替わり出店も行う。3つ目は、「KOFU ASOMANA CENTER PARK(コウフ・アソマナ・センター・パーク)」と題し中央公園内にスケートボードとダンスのプレーエリアを設置。期間中、イベントや教室も開く。

 同プロジェクト代表の雨宮潔さんは「『大好きな甲府の日常を街なかに作ろう』をテーマに掲げ、官民連携で活動している。今回このテーマにのっとり、街なかの余白を磨いて、居心地がよく出かけたくなる場を作ろうと、約1カ月間、3カ所で実証実験を行っている。舞鶴城南広場では、お母さんと子ども・学生同士・買い物途中の人などに一息入れてもらえる場を目指して環境整備を行った。オリオン通りもわざわざ寄りたくなるための情報発信やマルシェの開催などを実施した。中央公園では、中心街に受け皿の少ないアーバンスポーツの拠点として整備し、若者の交流の場を作った」と話す。

 「この活動により、地元で暮らす価値観の異なる人々の接点を増やし、新たな幸福感を感じてもらえれば。小さくても志高いムーブメントの継続は、徐々に輪が広がる可能性を持っている。官民連携の活動は、それぞれの役割を分担して行うのではなく、強みをぶつけ合い、弱みはカバーし合うことで新たな化学反応が起きることを、今回の実証実験で確信した。今後も皆さんの意見を聞きながら、甲府ならではの幸せな暮らしを追い続けたい」とも。

 舞鶴城公園南広場では「親子で遊び教室」(26日10時~11時)、オリオン通りでは「ほこみちイベント」(25日18時30分~20時)・「ナイトマルシェ」(28日16時~20時)、中央公園では「ダンス教室」(26日14時~16時30分)を行う予定。

 隔週水曜には、トークライブ「やっほー!こうふ」のインスタライブ配信も行う。

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