地域活性化の取り組み「VIVA金手プロジェクト」が11月22日、ニュービジネスフェスやまなし2025「第5回リアルファンディングinやまなし 学生諸君!Youはここで何をする?」でグランプリに当たるベストアイデア賞を受賞した。同イベントは、山梨県立スタートアップ支援センター(甲府市川田町)で開催された。
第1部のスタートアップ支援団体推薦によるビジネスピッチ、第2部の学生による「リアルファンディングinやまなし」、第3部の表彰式と交流会の3部で構成する同イベント。第2部では17組のプロジェクトが登壇し、地域課題の解決や新たな価値創出をテーマに発表を行い、来場者が投票などを通じて評価に参加した。会場では登壇者と参加者が意見を交わし、山梨の将来像について語り合う場が生まれた。
VIVA金手プロジェクトは、JR身延線・金手駅を軸に駅の歴史と地域の若者をつなぐ地域活性化の取り組み。「金手(ゴールドを手にする)」という駅名にちなみ、部活動に励む学生や地域の子どもたちを応援するコンセプトでキーホルダーなどのオリジナルグッズを企画・販売し、駅周辺のにぎわいづくりや地域への愛着醸成を図ってきた。これまで、「スポーツの日」に合わせたイベントやトーク企画も行い、地元住民や学生が集う場をつくってきた。
当日は、実行委員長の杉田美雨さん(山梨学院大学2年)、渡邊悠斗さん、青栁璃子さんの3人がプレゼンテーションを行い、地域の未来を見据えたビジネスプランを発表した。
杉田さんは「人生で初めてのアイデアコンテストで緊張したが、一緒に登壇した仲間のおかげで楽しめた」と感謝の気持ちを述べた。また「会場の皆さんと一緒に合言葉の『ヴィクトリー』で盛り上がれた瞬間は、本当に胸が熱くなるほどうれしかったし、大きな自信になった」とも。併せて、今回の受賞に満足せず、「金手駅を勝利の聖地へ」のビジョンに向かって挑戦を続ける決意を示した。
同プロジェクトは現在、クラウドファンディング(CF)で協力を呼びかけている。山梨県が新たに始めたソーシャルイノベーター成長支援事業費補助金(ふるさと納税型CF)に採択されたもので、ふるさと納税を通じて寄付を募る仕組み。寄付者は「ふるさと納税for Good」などのプラットフォームを通じて支援し、集まった寄付額から手数料を除いた金額に対して県が補助を行う形で、地域課題解決型のプロジェクトを後押しする制度。山梨県はこの事業を通じて、社会課題に取り組む起業家や団体を「ソーシャルイノベーター」と位置付け、資金面と発信面の両方から支援している。CFは12月31日まで。