甲府の写真スタジオ「NIKKIgraphica(ニッキグラフィカ)」(甲府市里吉4)が4月21日で5周年を迎える。4月28日には5周年を記念して「WAREHOUSE fes 2024」を開催する。
甲府のフォトスタジオ「ニッキグラフィカ」が5周年 記念イベントも
社長の名取邦朗さんは学生時代から写真が好きで、20代からウエディング撮影や広告撮影などを手がける会社で経験を積み、2015(平成27)年に独立。当初は出張撮影をメインで行っていた。2019年、現在の場所で同スタジオをオープンした。2023年6月には法人化し、現在はスタッフ5人と共に運営している。
スタジオは空き倉庫を改装した30坪ほどの空間で、1・2階に異なる3つのテイストの撮影スペースを備える。内装や塗装は、オープン前に名取さん夫婦と友人らが4カ月かけてDIYしたという。スタジオ名の「NIKKI」は、普段から家族の写真を日常的に撮っていたという名取さんが、「日記をつづるように写真で残していきたい」という思いから名付けた。
撮影は「家族写真」「ニューボーンフォト」「七五三」がメインで、出張でウエディング撮影なども行う。「撮っている時間も家族の時間として思い出に残るよう、ただきれいに撮れた写真が『いい写真』ではなく、機嫌が悪くて泣いてしまっても、今しかない姿をしっかり写真として記録するようにしている」という。
28日の記念イベント「WAREHOUSE fes」は、オープン時に初回を開催、今回5年ぶりに開く。当日は、飲食店や雑貨、ワークショップのブースなど18店が並ぶほか、写真展も同時開催する。開催時間は10時~16時。
5月には、新しい試みとして衣装付きウエディングプラン「Muku.」を始める予定。新プランでは、ヘアメーク、衣装、ロケーションフォトなどが選べるパッケージも用意する。
名取さんは「皆さんのおかげで5周年を迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱい。子どもが家族にしか見せない表情や姿、家で過ごしているようなリラックスした雰囲気を写真に残せると、やっていて良かったと思う。撮影した人がふと見返したときに、自分の人生をいとおしく思えるような写真を撮り続けていきたい」と話す。