「第1回やまなしアウトドアまつり ゆるフェス△」が6月8日・9日の2日間、JR甲府駅北口のアシストエンジニアリングよっちゃばれ広場・歴史公園で開催された。
同イベントは、山梨の「食」「観光」、アウトドアの魅力を描く「ゆるキャン△」がコーディネートした初の企画。飲食15ブースとグッズ物販やステージなどが並ぶ「お祭りエリア」と、まき割り・たき火体験や空き缶アルコールストーブ作りなどのワークショップ、展示ブースが並ぶ「アウトドア体験エリア」、ステージでの「アニメのトークショー」などが2日間にわたり行われた。2日間で延べ1万5000人ほどが来場したという。
「ゆるキャン△」は身延町などの山梨県峡南エリアが舞台で、女子高生がキャンプする漫画。「ゆるキャン△」を映像化した作品は、テレビシリーズのアニメの他に、福原遥さん主演の実写ドラマのほか、ゲームにもなっている。2022年には映画「ゆるキャン△」が公開された。8日は、YCC県民文化ホール (甲府市寿町)大ホールで「ゆるキャン△音楽祭2024」も開催し、「ゆるキャン△ ~ぱずるキャンプ~」の試遊体験会も行った。音楽祭は2回の公演で約2000人が来場した。
当日、神奈川県からイベントに来場した男性は「ゆるキャン△のイベントには何度も来ている。今日は観光や食など、甲府だけでなく山梨全体を一日楽しめるイベントだった」と話していた。
実行委員会の和田早紀子さんは「甲府市を舞台に『ゆるキャン△』と山梨とアウトドアの魅力が一つになった初めての祭りがイベントのテーマだが、実際にかなったと実感している。運営側や、ゆるキャン△ファン、山梨県の自治体、企業、地元住民の、この作品への愛情、熱量が文字通り『一つになれた』瞬間だった。多くの人に楽しんでもらい、いいイベントができた」と振り返る。