地域住民が起業家の応援を通して地域活性化を目指す交流会形式のイベント「第1回甲府地域クラウド交流会(ちいクラ)」が6月29日、山梨県立図書館(甲府市北口2)で開催される。
地域の起業家数人がプレゼンターとして3分間のプレゼンテーションを行い、参加者は「一番応援したい」と思ったプレゼンターに1票を投じる。投票結果で一番多くの票を集めた起業家が優勝し、集めた「応援投票」数を商品券に換算し、プレゼンター全員が賞品を受け取る。
プレゼンテーションを行うのは、任意団体トップファンで学生の代表を務めている山口泰暉さん、家守家山梨代表家守の酒井大介さん、一般社団法人「ヒトナリ」代表の上田潤さん、MIZUNONEプロジェクトを主宰する「水素のお兄さん とびchan.」こと飛田仰喜さん、NPO法人「まちづくり法人山梨タンク」代表理事の河西和奈さん。
新たな関係性が広がり、新しいビジネスや取り組みが生まれ、地域の活性化へとつながる場。プレゼンターだけでなく、地域の人たちが「投票所」「応援し隊」として運営に参加できる。飲食の提供はなく、参加者同士が自由にアフター交流会に行くことを勧め、地域の店でお金を使ってもらうことで地域活性化を図るという。
当日は、ラジオ体操でアイスブレークを行い、交流会開催の1時間前から45分間のクラウド勉強会を行う。勉強会のみの参加は無料。ICTとクラウド・システムの活用で起業の悩みや企業の課題を効率的に改善・解決する。
オーガナイザーの長井あづささんは「若い頃から石が大好きで、おいしい野菜や果物が大好きで、通い続けている山梨県。『ちいクラ』を開催することで、何か役に立てるかもしれないと思い、生まれも育ちも東京だがオーガナイザーに立候補した。私の人生最大の推し活。毎月甲府で行われている『地域活性化プロジェクト』に通って、1年。学生や若者たちも熱い地域だと知ることができた。若い人たちが生き生きとしている地域には絶対良い未来があると信じている。『ちいクラ』で、『つながる、ひろがる、うまれる』を体感してもらえれば」と話す。
開催時間は15時~18時。参加費は1,000円。定員は100人で、事前申し込み不要。