
富士山プロダクト(甲府市下石田2)が5月25日、富士山とだるまを掛かけ合わせた新商品「黄金富士山だるま」を発売する。
日本古来の縁起物であるだるまを現代的にアレンジして注目を集める「DARUMODE」と共同開発した同商品。顔のひげと口の部分を富士山を模した形でデザインし、金色で彩っているのが特徴。背中には富士山の人気ビュースポットをデザインごとに描き分け、第1弾は富士山・桜・五重塔で知られる「新倉山浅間公園」(富士吉田市新倉)をモチーフにした。
同園は、富士山の絶景と650本の桜、戦没者慰霊塔である五重塔「忠霊塔」が一望できる景観で国内外の観光客に人気が高い。春には「桜まつり」が開催され、多くの人でにぎわいを見せる。今回の新商品は、山梨の観光・文化資源を生かし、インバウンド需要の高まりを背景に国内外の土産品として展開する。
富士山プロダクトはこれまでにも富士山や山梨に関連する商品を多数手がけてきた。コロナ禍の収束や円安の影響で外国人観光客が増える中、伝統的な縁起物である「だるま」と日本の象徴である「富士山」を融合させた新たな土産品として、約1年の開発期間を経て商品化にこぎ着けた。今後は、「コンビニ富士山」「本町通り富士山」など、さまざまなビュースポットをモチーフにした10モデル以上の展開を予定している。
価格は4,680円。初回生産数は限定200個で、河口湖駅前の複合型山梨県アンテナショップ「ふじさんプラザ」(富士河口湖町船津)店頭で販売を始め、公式オンラインショップでも扱う。