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山梨県立博物館内のカフェで桃の始まりを宣言 新スイーツお披露目も

「桃ヌーボーフェスタ」の参加した甲斐清和高校情報研究部の網倉朗さん(左)、部長の正木葵奈さん(中)、副部長の平山千歳さん(右)。開発した「甲斐ピーチゼリー」を披露する様子。

「桃ヌーボーフェスタ」の参加した甲斐清和高校情報研究部の網倉朗さん(左)、部長の正木葵奈さん(中)、副部長の平山千歳さん(右)。開発した「甲斐ピーチゼリー」を披露する様子。

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 桃の始まりを宣言する「桃ヌーボーフェスタ」が6月23日、山梨県立博物館(笛吹市御坂町)内の「Museum cafe Sweets lab 葡萄屋kofu」で行われた。

Museum cafe Sweet lab 葡萄屋kofuで「桃ヌーボーフェスタ」

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 同イベントは、カフェを運営する「プロヴィンチア」(千塚)代表の古屋浩さんが、「桃がいつ始まっていつ終わるか分からない。この時期、農家さんは忙しいので、代わりにヌーボー宣言したらいいのでは」と企画した。当日は、県内外のパティシエや料理研究家、地元農家などが参加した。

 山梨県が、県産果実を活用したスイーツを県内に広めるため、著名パティシエがチームでスイーツ開発を技術的に指導・支援する「2023年度山梨県立博物館若手パティシエ伴走支援プログラム」に参加した和洋菓子店「桃源の郷・菓子処つるや」(南アルプス市飯野)のパティシエ松田雄太さんが考案した桃のケーキ「ももっこ」についての完成報告があったほか、甲斐清和高校(青沼)情報研究部の生徒が開発した桃スイーツ「甲斐ピーチゼリー」の完成報告と披露があった。

 洋菓子店「銀座ウエスト」青山ガーデン(東京都港区)シェフで、プロヴィンチア(千塚)が経営するブドウの加工品専門店「葡萄(ぶどう)屋kofu」顧問も務める金子博文さんが作った「プチスイーツプレート」、「特製ベリー二カクテル」、桃(日川白鳳)が提供された。

 甲斐清和高校情報研究部の部長を務める正木葵奈さんは「4月に入部したばかりで先輩もいない中、分からないことだらけだったが、形にすることができ、おいしいと言ってもらえて良かった」と話す。

 農家からは「生育状況は昨年より1週間遅く開花したにもかかわらず、例年通り。毎年同じ品質を維持できるように努めたい」、参加者は「香りも素晴らしい。今年初めての桃を食べた」などと話していた。

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