山梨県立青洲高等学校(市川三郷町市川大門)で5月20日、測量・設計・補償コンサルタントのリナン(身延町山梨梅平)が土木工学科に2級トータルステーションを寄贈し、生徒に向けて実機を用いた講習を行った。
対象は同学科3年生28人で、このうち8人が実技講習に参加した。当日は、寄贈式に続いて同社社長の望月侑さんがトータルステーションの歴史について説明。測量機器の発展過程や従来機器との違い、デジタル化による効率向上などを紹介し、生徒が将来現場で扱う技術への理解を深めた。
その後、生徒らは校庭に移動し、寄贈された「Nikon Trimble M5 2 STD」を用いた実技講習に参加。講習では測量機器の基本操作や測点の設定、データ取得の流れなどを説明。参加した生徒は実際に機器を操作しながら測量作業を体験し、数値の読み取りや機器の据え付け精度の重要性を確認した。
校庭にはこのほか、3Dレーザースキャナーや自動追尾トータルステーションなどの先端機器も展示し、生徒が近距離で観察。担当者に質問できる場も設けた。講習に参加した瀧澤真輝さんは「いろいろな会社の機械に触れることが出来て、とても良かった」、堀之内涼太さんは「学校で使っているものと違い、最初は戸惑ったが後半は慣れてきた」と、それぞれ話していた。
望月さんは「少子化で測量業界も担い手不足が課題になっている。測量を学べるカリキュラムがある青洲高校は県のものづくりコンテストに2年連続優勝し、関東大会でも良い成績を残した実績があり、学ぼうとする姿勢がある生徒が大勢いる。多様な機械に触れることで、自分の自信につなげて将来良い技術者になってもらえれば」と期待を込める。