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北杜山守隊が「近自然工法」による登山道保全ワークショップ

近自然工法による登山道整備の前に、現地観察や屋内ワークショップを行う(写真提供=北杜市)

近自然工法による登山道整備の前に、現地観察や屋内ワークショップを行う(写真提供=北杜市)

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 北杜市内で登山道の保全活動などに取り組む北杜山守隊が、11月11日から1泊2日の日程で、「近自然工法」による登山道保全ワークショップ「Trail Maintenance 2Days in HOKUTO」を開催する。

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 今回のワークショップのフィールドは、南アルプスの前衛峰の一つである日向山。自然界の構造を施工に取り入れ、生態系を復元させる「近自然工法」の実践を通して、自然界の特性や人間の行動特性を学びながら、登山道の整備を行う。特別ゲストに北海道大雪山・山守隊の岡崎哲三さん、登山道視察のナビゲーターに登山家の花谷奏広さんを招く。

 北杜市とアウトドアブランド「THE NORTH FACE 」を展開するゴールドウインの包括連携事業の一環で行う登山道保全ワークショップは今回で3回目。全国的に問題となっている登山道や遊歩道での浸食・荒廃に対し、近自然工法を実践することで生態系の復元に取り組み、人と自然の共生を図るのが目的。

 今回のワークショップについて、同市担当者は「北杜市には年間を通じて多くの登山者が訪れているが、人が歩いた分だけ自然にも負荷がかかってしまう。2日間のワークショップを通して、人が自然に与える影響や保全のための登山道整備について、楽しみながらじっくりと考える機会にしていただければ」と話す。

 開催日は11月11日~12日の1泊2日。参加料は5万円。定員15人。完全予約制。専用サイトで申し込みを受け付ける。

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