温泉宿「積翠寺(せきすいじ)温泉 古湯坊 坐忘庵(ざぼうあん)」(甲府市上積翠寺町)が7月19日、新たな運営体制でオープンした。運営は全景リゾート(大阪市中央区)。
同施設は、2017(平成29)年3月21日のチェックアウトを最後に休館。同社が2021年に取得し、フルリノベーションに取り組んでいた。
坐忘庵は奈良時代の僧・行基や武田信玄にゆかりがあると伝わる積翠寺温泉の歴史を受け継ぐ宿で、コンセプトは「自分を忘れ、静けさに還(かえ)る」。温泉・自然・食・ウェルネスを通じて「心身を整える」滞在を提案する。
オープン当日は、開業記念式典や鏡開き、館内見学、ウェルネス施設の体験会を行った。
客室は全30室。メタケイ酸を含む無色透明の湯を楽しめる大浴場・サウナに加え、竹林に包まれた貸し切り露天風呂を備え、利用料は宿泊代金に含まれる。3階客室には温泉バスルームを設置。夕食は山梨の旬の食材を使った会席料理を基本に、一部プランでは甲州牛や海鮮などを楽しむバーベキューも用意する。館内では、ヨガやサウンドヒーリング、スパ、シミュレーションゴルフなど、気分に合わせて過ごせる設備もそろえる。
営業担当の三上浩太さんは「信玄の時代から続いている歴史ある宿を復活させるのは大変だったが、再オープンしてよみがえらせることができて良かった。今後、維持して運営していくのは大変だが、地元の人々と一緒に盛り上げていければ」と話す。