甲府駅北口ペデストリアンデッキで10月3日、山梨の土産品の魅力を競う「やまなしギフトコンテスト2027」が開催された。主催は、やまなしブランドみやげ品協会と甲府商工会議所。
県内の土産品を広く知ってもらい、山梨ならではのギフトを再発見することと、会員企業の商品開発意欲を高めることを目的に開く同イベント。今回は食品部門に13商品、非食品部門に7商品の計20商品が並んだ。
会場では約470人の一般参加者が投票券を受け取り、食品部門は試食、非食品部門は実物やパンフレットで商品を確かめながら、気に入った商品に投票した。
出品者は会場内のプレゼンテーションスペースで、特別審査員7人に向けて商品の特徴や開発の経緯を説明。審査は、一般参加者の投票結果を特別審査員1人分として扱い、特別審査員の採点と合わせて順位を決めた。審査員には、地域ブランディングの講師や小売店の店長、放送局のアナウンサーなどが加わった。
食品部門の最優秀賞は、保延(ほのべ)商会(甲斐市中下条)の「サンシャインレッドFLoReグミ」(648円)。山梨県オリジナル品種のブドウ「サンシャインレッド」の香りを2種類のグミで表現した。商品名の「FLoRe」は、果実感(Fruity)、華やかさ(fLoral)、爽やかさ(fResh)を組み合わせた造語。優秀賞には、割烹(かっぽう)「立よし」の「甲州信玄馬力佃(つくだ)煮」、繭玉の「国産砂肝の甲州味噌(みそ)アヒージョ」、かいやの「あわび出汁(だし)鍋つゆ」が選ばれた。審査結果を発表した長谷川正一郎会長は、食品部門について「接戦だった」と振り返った。
非食品部門の最優秀賞は、前田源商店(富士吉田市下吉田2)の「富士と桜ハンカチ」(550円)。地場産業の郡内織物の技術を生かし、オーガニックコットン100%の生地に草木染の糸で富士山と桜を織り出した。優秀賞は、英雅堂の「富士星夜」と、ミツワの「YAMANASI グレープペンダント」だった。
審査員を務めたDDR(愛知県岡崎市)の安藤さんは「ブランドは、お客さまとの約束。自分たちの価値を誰にどう伝え、どこで選んでもらうのかを考え続けることが大切」と講評。イトーヨーカドー甲府昭和店の鈴木店長は「土産を買った人が家に帰るまでを想像して作られていると感じた」と話した。
同協会の石井勲副会長は、閉会のあいさつで、「『山梨に行ったらこれが買える』とお客さまに喜ばれる土産を、みんなで作り上げていきたい」と呼びかけた。