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富士山麓でニンニク収穫とベジフード食体験「ファームキッチン」

千葉芽弓さんが考案したニンニクの芽や生ニンニクを使ったベジフード。

千葉芽弓さんが考案したニンニクの芽や生ニンニクを使ったベジフード。

 富士河口湖町の「Mt.Fuji Green Kids Farm」(富士河口湖町船津)で6月28日、「富士山でファームキッチン」が開催されする。主催は自然栽培に取り組む「自然栽培グリーンキッズファームアライアンス」。

富士河口湖町「富士山でファームキッチン」チラシ

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 同イベントは、年に数日だけ重なる「ニンニクの芽」と「乾燥前の生ニンニク」の2つの旬に合わせて行う企画で、収穫から調理、食事までを一体で体験する内容。参加者は畑でニンニクの芽と玉を収穫し、その場で根の処理などの作業を行った後、ベジフードプロデューサーの千葉芽弓さんの指導で料理を仕上げる。かまどでの火おこしや米炊きも体験に含まれ、収穫物と地元野菜を使った料理を共有する。

 千葉芽弓さんは、山梨県韮崎市出身。「日本の伝統とナチュラルビーガンフードを未来に継ぐ」をテーマに活動する。父は「日本の四季と民家を描く」画家として知られる故守家勤さん。「kayabaen」の運営にも関わるなど、都市と自然をつなぐ実践を続けている。

 富士河口湖町は標高約860メートルに位置し、冬季は氷点下10度を下回る寒冷な気候が特徴。この環境で育つニンニクは、土中で越冬する過程で糖度や栄養の変化が生じるという。同園では栽培期間中に農薬や肥料を使わない自然栽培で、土壌や水環境への負荷軽減を図る取り組みを続けている。

 ニンニクの芽は市場流通の多くを輸入品が占める一方、鮮度保持が難しいため国内産は産地近隣での消費が中心。収穫直後の状態で味わえる機会は限られることから、同イベントではその特性を生かし、採れたてのものを調理する。通常は乾燥工程を経て出荷されるニンニクの玉も、収穫直後の状態で提供する。

 当日は、園主の酒井崇さんが自然栽培や地域農業について解説し、都市部での野菜作りや二拠点生活などについての対話の時間も設ける。酒井さんは音楽分野での活動を経て2016(平成28)年に同町へ移住し、在来種ニンニクの栽培に取り組んできた経歴を持つ。農園の運営には、サステナブルデザイン分野で活動する妻の酒井美紀さんも関わり、教育や地域連携の取り組みを進める。

 会場では加工品や野菜を販売するミニマーケットも開き、「黒にんにく」の皮を活用したクラフトコーラなど、廃棄物削減を意識した商品も販売する。

 酒井美紀さんは「千葉さんの色彩豊かなビーガン料理と、生産者を支援する姿勢に、私はいつも感動と感謝をしている。『肉がなくてもこんなに満足できるのか』と生産物を生かした新しい食の感覚を発見できた経験をみなさんにも感じてもらえれば」と参加を呼びかける。

 開催時間は11時~15時。参加費は6,500円。

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