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身延山大学で「武田信玄伝説浮世絵」特別公開

 身延山大学附属図書館(身延町身延)で現在、身延山宝物館との合同企画展「法華経・日蓮聖人と動物たち~龍女・霊獣の伝承と身延の自然~」を開催している。同展は、日蓮宗の総本山・久遠寺を中心に発展してきた身延山の歴史と信仰を背景に、法華経の教えと動物にまつわる伝承を紹介する企画。同館は、宗教・歴史資料を多数所蔵し、普段は一般公開しない貴重本書庫を備える施設として知られる。今回の展示では、その貴重本書庫に保管されている資料の一部を特別に公開し、地域の歴史文化に触れる機会を提供する。注目は、今回初公開となる江戸時代の浮世絵「身延山ニ信玄攻め込む図」。同作品は三枚続きの木版画で、甲斐国の戦国大名・武田信玄が身延山に攻め入った際、久遠寺の鎮守神とされる七面大明神の神威によって退散したという伝説を描く。急流として知られる早川の激しい流れや、戦う武士たちの動きが細密に表現され、地域に伝わる信仰と歴史が視覚的に伝わる内容。そのほか、東京藝術大学名誉教授の戸津圭之介さんによるテラコッタおよびブロンズ作品も展示する。戸津さんは東大寺大仏などの調査研究に携わってきた経歴を持ち、仏教美術の視点から立体造形を手がけてきた。本展では「月の兎」や「涅槃」など仏教説話を題材とした作品を紹介し、兎やライオン、象、亀、蛇、鶴といった動物の姿を通じて、すべての命に仏性が宿るという思想を表現する。会期中は展示に加え、浮世絵風の塗り絵や和綴じ製本体験、モールを使った小型人形制作などの体験企画も行う。7月17日まで。開館時間は9時~16時。休館日は土曜・日曜日。入館無料。

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