禅林院(甲府市古府中町)で8月22日、子どもが自分の店を開くイベント「こども屋さん」が開催される。主催は「地域とお寺を繋(つな)ぐ会」。
「こども屋さん」は、子どもの好きなことや得意なことを店にして出店する夏の特別企画。禅林院を舞台に、仕事やお金、好奇心のつながりを体験してもらう狙いがある。当日は、子ども店長らが約10店舗の「こどもマルシェ」を開く。手作りアクセサリーやゲームコーナー、小物販売など、子どもが自らの「好き」を形にした店が並ぶ。
会場には、ワンコインで体験できる職業体験ブースを設ける。ネイリストやメーキャップアーティスト、看護師、介護の仕事、野菜販売などの体験のほか、シニアの体調を疑似体験できるコーナーも用意する。
出店した子どもは、18時~19時は食育ごはんタイムを行うほか、19時30分~20時は、「灯火(ともしび)ざんげタイム」「花火大会」を予定。境内でおむすび作りを体験するほか、「ざんげのお手紙」を書く企画など、寺ならではの内容をそろえる。
不登校や子どもの居場所づくりに関する活動を行う中島実美さん、スポーツビューティートレーナーのMIHAさんのほか、食事面で、やまなし管理栄養士チーム「えーよーヒーローズ」が協力する。
今年は7月と8月の2カ月にわたり連続開催。出店を控えた7月18日には、子ども向けの事前学習会を行った。山梨中央銀行の担当者による「もし社長になったら?」と題した講話のほか、中島実美さんが、出店する店の内容から収支報告までを考える講座を行い、子どもたちが本番に向けた準備を進めた。
同会代表の竹田夕子さんは「大人も子どもも『自分のわくわくって何だろう?』を見つけること自体、実はとても難しい。だからこそ、子どもがやりたいことを探す一歩目から伴走したいという思いで、『こども屋さん』をスタートさせた。大切にしているのは、結果ではなく体験のプロセス。大人になる前に挑戦、失敗、不安、成功、やり直しを重ねる経験こそが、子どもたちの心を強く育む。お金を取り扱うのも商売のためではなく、目に見えない感謝や情熱を社会と分かち合う『価値の共通言語』として知ってほしいから。寺という温かい見守りの中で、学校や家庭とは違う『ありのままの自分』を出せる時空間でありたい。子どもたちが自分だけの輝きを見つける瞬間を、地域の皆さまと一緒に育んでいければ」と期待を込める。
開催時間は15時~17時。