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山梨クィーンビーズ、NFTで新たなファンコミュニティー形成へ Wリーグ初

山梨クィーンビーズ試合中の様子(写真提供=山梨クィーンビーズ)

山梨クィーンビーズ試合中の様子(写真提供=山梨クィーンビーズ)

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 女子バスケットボールチーム「山梨クィーンビーズ」が現在、「2023-24Wリーグ レギュラーシーズンNFT応援トライアルキャンペーン」を行っている。

女子プロバスケットボールWリーグ「山梨クィーンビーズ」

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 同チームは、1968(昭和43)年、日立甲府女子バスケットボール部として創部。1999(平成11)年に日立甲府がバスケットボールから撤退したためクラブチーム化し、名称を「甲府クィーンビーズ」に改名した。同年設立されたW1リーグに参加。2008(平成20)年、新たにプリンセス・テンコーがスポンサーになったタイミングで広域化を目指すためチーム名を「山梨クィーンビーズ」に改名した。ホームタウンは甲斐市、甲府市、北杜市、昭和町、南アルプス市、山梨市、富士吉田市、韮崎市、甲州市で、クラブの所在地と練習場所は甲斐市。Wリーグチームの中では最も選手の人数が多く、18人が在籍する。

 同キャンペーンはWリーグ初の試みで、NFTを活用した新たなファンコミュニティーを形成する取り組み。人工減少やスポーツ離れする人が増える中、クラブチーム運営では昨年、「現状維持をやめよう」と目標を定め、時代に合わせた新しいことにチャレンジ。ITの技術を取り入れ、シーズンオフの期間にもファンとの距離感を保ち盛り上げていきたいという。「BIPROGY(ビプロジー)」(東京都江東区)がプラットフォームの提供とサポートを担う。

 同コミュニティーの会員証は、SDGsの観点(ペーパーレス)と今後のデジタル資産を発展させるためにNFTを取り入れた。NFT会員証(1,000円)を購入することで、限定グッズを購入することができる。

 グッズは、「12選手のMyHeroタオル」「選手との握手券付きリストバンド」「QBブランドのカジュアルウエア詰め合わせ」「試合会場で好きな曲をかけてメッセージを読み上げることができる権」「石川幸子ヘッドコーチオリジナルグッズなどが入った応援BOX」「食事付きのファンミーティングに参加できる権」を用意する。握手券付きのリストバンドが人気だという。

 営業・企画部長の小室洋翔さんは「交流会や握手券が県外のファンに山梨に来るきっかけづくりになれば。アイドルがやっていることをバスケ選手がやってもおかしくない。他にやっているチームがないので、モデルケースをつくれれば。今までアナログだったクラブがデジタル化していくのはいいことだが、大変なことも多い。受け入れてもらえるよう試行錯誤を繰り返し、少しずつながら浸透してきてうれしい。知名度を上げ、山梨に育ててもらった分、山梨に還元できるよう頑張っていきたい」と話す。

 3月31日まで。

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