「ロス果（規格外フルーツ）をアップサイクルする」というテーマの下、ロス果となったシャインマスカットを加工した「たべるジャム」が1月10日から、岡島（甲府市丸の内1）で限定販売される。

ロス果をアップサイクルした「たべるジャム」を限定販売する岡島

　山梨学院大学（酒折2）経営学部伊藤洋晃ゼミが、ヴァインヤード（山梨市上神内川）と連携して企画・開発した。

　ヴァインヤードは、生産者が作ったブドウを「一粒も無駄にしたくない」という思いから、ロス果を生産者から買い取り、自社で加工し販売する「エシカルプロジェクト」に取り組む。マーケティング分野を中心とした活動を行う同ゼミは、「山梨県のロス果の現状を知ってほしい」という思いで、同プロジェクトをヴァインヤードと共に進めている。

　プロジェクトの一環で、山梨県民に山梨県のロス果の現状を知ってもらうため今回、限定販売を行う。

　プロジェクトリーダーの田宮奏さん（同大学3年）は「フードロスの現状と山梨県のフルーツを使った商品を販売している『ヴァインヤード』を多くの若者、山梨県民に知ってほしい欲しいという思いから今回のプロジェクトが生まれた。新商品を企画することや、どの店に置くのが最適なのかなど試行錯誤を重ねた。『たべるジャム』という商品で、シャインマスカットを口いっぱいに感じられる商品が完成した。多くの人に食べてもらいたい」と話す。

　営業時間は10時～19時。1月16日まで。